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■ 第8回ドイツ薬学視察旅行2019・初夏ご報告

 

6月4日(火)~9日(日)、ドイツでは”ホルンダー”と呼ばれるニワトコの白い花が咲く時季に、ドイツ薬学視察旅行に行ってきました。薬事博物館で医薬の歴史を探訪した後は、薬局、病院、大学の薬学部と巡り、整然とした薬局、清潔な調剤、徹底した医薬品管理、そして医薬分業777年の歴史の深さを見聞きしました。非薬剤師の業務範囲も広く、大学病院では二人一組で抗がん剤の調製も行っています。医薬品メーカーWELEDA農園では、シュタイナーの人智学に基づく自然農法を体感。そして、今回初めて、ワンドースセンター(ドイツでは個々の薬局で一包化はしません)を兼ねる薬局を視察しました。レベル3の無菌室で衛生面にとことん配慮しながら行われる一包化。ここまで徹底する必要があるのだろうか?と感じるものの、「ドイツはOne dose調剤を他の国より遅れて始めたが、どの国よりクオリティが高いことを行っている」という薬局オーナーの言葉から強い自信と誇りが伝わってきました。 
4日間のドイツ滞在中は、早朝から街や自然の中を走ったり、散歩したり、1日の視察が終わった後も、旬のドイツ料理(ホワイトアスパラガスはこの時季限定!)とビールを楽しみながら、視察先で受けた刺激を語り合ったり。最後の夜はアッセンハイマー慶子さんのご自宅に招かれ、薬局スタッフさんも一緒にホームパーティ。参加者同士がつながりながら、楽しく充実した時間を過ごしました。 
今回の旅のメインイベントはセントラル薬局でのドイツ薬局の日の視察です。薬局の日の今年のテーマは〝子供のお薬教育”。 
♪調子が悪い、困ったな~。でも平気さ!すぐそこの角に薬局がある。薬局にいけば、いつもの薬剤師さんがいて何でも優しく相談に乗ってくれる。薬局、ありがとう♪薬剤師さん、ありがとう♪♪” 
薬局に集まった子供たちが人形劇の叔母様と一緒に歌う声に、胸の奥が熱くなります。ドイツの薬局での業務の流れを慶子さんがロールプレイで示してくれました。多機能なレセコンと自動ピッキングマシーンの導入のおかけで、処方箋受付から薬剤調製、投薬、不足薬の発注、OTCの相談応需まで、薬剤師は投薬カウンターから離れず一人で行えます。なんと効率の良い環境!対人業務に十分に時間をかけられますと慶子さん。 
カウンターの脇には、この時季の薬局ならではの〝ホルンダー(ニワトコの花)シロップ”作りのセットが並べられています。JACP代表理事の吉岡ゆうこ氏が最後にニワトコの魔法の杖*(日本から持ってきたんですって!)を振って、愉快にロールプレイが終了。今回の視察旅行を締めくくりました。 
*ニワトコの杖は『ハリーポッター』でダンブルドア校長が使っていた魔法の杖です。 

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