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■ JACPメールマガジン:カナダ薬剤師会雑誌2021/5

 

 

 


Canadian Pharmacists Journal Volume 154 Issue 5, September/October 2021
https://journals.sagepub.com/toc/cphc/154/5(この号の内容はすべて全文閲覧が可能です)
 
 
特集:ナロキソン FAQ
 
 
意見
編集部から
▪️ オピオイドクライシス。ナロキソンと薬剤師の活躍 Michael A. Beazely, Ross T. Tsuyuki
カナダでは、規制されていないオピオイドと処方されたオピオイドの両方が原因でオピオイド危機が続いており、COVID-19パンデミックの際にはかなり悪化しています。オンタリオ州では2020年にオピオイド関連死が75%増加し、アルバータ州では2021年1月から4月までのオピオイド過剰摂取による死亡者数が前年に比べて60%増加しました。パンデミックは、2000年から2017年の間にカナダのオピオイド関連の死亡率が600%近く増加したという、すでに存在するオピオイド危機を悪化させています。

カナダのオピオイド危機に対応するため、2016年にナロキソンが処方箋なしで入手できるようになりました。この変更により、薬剤師だけでなく、公衆衛生看護師やピアサポートワーカーなども、処方箋や常備薬、特別アクセスプログラムなしでナロキソンを一般に配布できるようになりました。筋肉内注射と鼻腔内スプレーの両方が用意されていますが、両方の剤形を自由に入手できるかどうかは、州やテリトリーによって異なります。

オピオイド関連の死亡率が増加し続けていることから、早急な対策が必要です。私たちが2020年に発表した薬剤師向けの国内のコンセンサスガイドラインでは、オピオイドの処方を受けるすべての患者にナロキソンを提供することを求めています。この勧告では、処方されたオピオイドを受け取るすべての患者にナロキソンキットを提供することを推奨することで、ナロキソンにまつわる悪い噂に対処しています。つまり、薬剤師がどの患者にナロキソンキットを投与すべきかを判断する必要がなくなり、患者が「リスクがある」と認識する必要もなくなります。
Canadian Pharmacists Journalでは、ナロキソンに関するよくある質問をまとめたシリーズを発行する予定です。この情報シリーズの目的は、薬剤師の知識不足を解消し、患者さんにナロキソンキットを提供する際の自信を高めることです。薬剤師は、オピオイド過剰摂取の危険性がある人や、助けられる立場にある人すべてが、ナロキソンを入手し、その使用方法を知っておくための鍵となります。本セミナーでは、ナロキソンへのアクセス、ナロキソン調剤の障害、過剰摂取の状況に巻き込まれた人の気持ち、持ち帰り可能なナロキソンプログラムの有効性、ナロキソンの剤形の共通点と相違点、ナロキソンに関する神話などの情報を提供します。
今こそ、オピオイド関連の害を減らすことに真剣に取り組むべきです。薬剤師のスーパーヒーローの力はナロキソンです。
 
意見
服薬アドヒアランスの低下。薬剤師による積極的なアプローチの必要性 Tejal Patel
 
 
各部門から
CPhAからの連絡
▪️国内の最新情報
 
研究と臨床
実務のためのツール)
▪️ナロキソンに対するFAQ Part 1 Ashley Cid, Alec Patten, Kelly Grindrod, Michael A. Beazely
実務単報
オンタリオ州薬局エビデンス・ネットワーク・アトラス・オブ・コミュニティ・ファーマシー インフルエンザ予防接種
Maha Chaudhry, Nancy He, Nancy M. Waite, Sherilyn K. D. Houle, Jeffrey C. Kwong, Suzanne M. Cadarette
 
システマティックレビュー
▪️スマート・メディケーション・アドヒアランス製品の特徴
  ・特性のレビュー Sadaf Faisal, Jessica Ivo, Tejal Patel (全文閲覧可)
 
オリジナル研究
▪️2020年「世界薬剤師会」の画像をツイッターで分析。
 誤ったメッセージの発信 Talia M. Santarossa, Kaitlyn E. Watson, Ross T. Tsuyuki
▪️カナダ・アルバータ州における薬剤師による包括的な年間ケアプランが患者の慢性疾患ケアの質の認識に与える影響を探る
 Candace Necyk, Jeffrey A. Johnson, Ross T. Tsuyuki, Dean T. Eurich
▪️オンタリオ州のコミュニティファーマシストが糖尿病患者の日常的なフォローアップを改善するための視点と戦略を探る。
 質的研究 Natali Surkic, Annalise Mathers, Jamie Kellar, Lori MacCallum, Lisa Dolovich
 
 
 
 
 
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